北海道発 漆黒の渡り鳥 第2本拠

はてなダイアリーより移行しました。更新不定期です

(ジパング)作者が回答を示してるわけじゃなかった

まぁ、最終回付近の流れを見てそうだとは思っていたけど……



以下、MSN経由の産経より。



ジパング」最終巻刊行 漫画家、かわぐちかいじさんに聞く
2010.2.23 07:43

講談社のモーニングで連載された「ジパング」43巻の表紙
9年半費やし、日本人論問う

 第二次大戦中にタイムスリップした海上自衛隊イージス艦乗組員らを主人公に歴史の検証を試みた異色漫画「ジパング」の最終巻が刊行された。9年半、全43巻に及ぶ長期連載に挑んだ漫画家、かわぐちかいじさんは「連載開始当初はこんなに長く描くとは想像しなかった」と振り返る。ターニングポイントとなる一作と認めながらも「日本人とは何か? 漫画家として抱くテーマを、まだ描き切れたとは思っていない」と語り、すでに次作の構想を膨らませている。

 本格軍事漫画を描く第一人者。日本初の原子力潜水艦「やまと」が日本から独立を宣言、国連に世界政府の創設と恒久平和の実現を突きつける「沈黙の艦隊」(昭和63〜平成8年、週刊モーニングで連載)は、その圧倒的なリアリティーさが当時、国会で取り上げられたほど注目を集めた。その背景を、「この物語の舞台は近未来。架空の時代を描くなかで、第二次大戦という現実の歴史を描きたい衝動が募りまして…」と明かす。そして生み出されたのが「ジパング」だ。

 ≪洋上で演習中の海自イージス艦「みらい」が落雷を受け、タイムスリップ…。そこはミッドウェー海戦直前、昭和17年6月の太平洋上だった≫

「60年前の歴史を描き、果たして今の若い読者が興味を持ってくれるだろうか? 現代との接点が必要ではないか。ならば今の兵器、戦力をそのまま当時に持って行けば…。そうして思いついたのが“イージス艦のタイムスリップ”というアイデアだったんです」

 山本五十六石原莞爾ら日本軍人はじめ、ヒトラー毛沢東ルーズベルトなど世界の要人が次々と登場。壮大な戦史シミュレーションを展開していく。「海自隊員らが山本五十六らと出会う場面などは私自身が彼らと出会い、会話を交わしているような気分で、描いていて本当に楽しかった」という。

 いかなる戦争への加担も拒否、敗戦の歴史を受け入れる海自の角松副長に対し、歴史を変えようと行動する日本海軍の草加少佐。異なる2人の視点が、現在、そして未来の日本の防衛の在り方を問いかける。「戦後、経済発展など日本が得たものは少なくない。が、その代償として日本人は誇りを失ったかもしれない。どちらが正しいのか。読者にじっくりと考えてほしいですね」 
(戸津井康之)

私は連載当初を本誌で読んでた記憶があって、以後もコミックスとかでたびたび読んでた。
本誌でまともに読んでない記憶があるのは、角松が草加を追って満州に行った辺りとみらいでののクーデター決行と梅津艦長が死んだ原爆をめぐる攻防、それと菊池が重傷を負った辺り。
今思い返すと、約9年前だから…私が中学生の時から読んでたんだね。感慨深かった。



後は余談だけど、アニメでの中の人について。

角松が稲田さん(=レーツェル、ハリー)、角松の幼少時が入野さん(=沙慈)、草加が東地さん(=アリューゼ)、菊池が星野さん(=ヴァン、ジャック)、尾栗がうえださん(=アキト)。

今考えると、主役はかなり豪華なキャストだった……。